空点描、宝くじを否定的に語る

2020年12月22日火曜日

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▽年末の定番といえばジャンボ宝くじだろうか。11月24日から12月25日まで販売され、1等前後賞合わせて10億円が当たるという夢のあるイベントだ。1枚300円のくじが何倍にも化ける可能性があるのだから人気があるのも分かる。今年の年末ジャンボ宝くじの発売総額は1320億円とのことで、全て売り切れるわけではないとしても、かなりの事業規模だ。

10億円が当たれば人生は劇的に変わる。思わず私も宝くじを買いたくなってしまうけど、今までの人生で宝くじを買った経験はほとんどない。若い頃に何度か買ったけれど当然大金を手にすることはなかった。買い続けていたらいつかは当たったのだろうか。買わなければチャンスはないのだから可能性はあったかもしれない。けど、年末ジャンボ宝くじで10億円が当たるのはたったの22本だ。今年の年末ジャンボは1ユニット2000万枚×22ユニットとのことなので、まあ、当たらなくて当然だ。

それに、例えば今年の年末ジャンボの1320億円(売れ行き次第ではユニットが増えるかも)のすべてが購入者に還元されるわけではない。当然、宝くじを発行するのに様々な事業経費がかかるし、収益金も都道府県などの自治体が受け取ることになる。当選金の割合は45%という話だ。なので単純に考えると一人で全部買い占めて10億円の当選を独り占めしても、結局手元に残るお金は半分以下になってしまうということ。夢を買うなんてことをいう人がいるけど、ほとんどの人が夢のかけらすらも手にできないのだから、買うだけ無駄と思ってしまう。今は資産運用の方法が多岐にわたっているので、違うことに投資したほうがいいのではなかろうか。

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