空点描、小寒に新型コロナウイルスを考える

2021年1月6日水曜日

新型コロナウイルス

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▽年が明け、正月気分も抜け始めた1月5日、二十四節気は「小寒」となった。いかにも寒そうな時期で、この日から「寒の入り」とも言う。小寒の次は大寒、その次が立春で今年は2月3日。小寒から立春までを寒の入りといい、春のやってくる立春が「寒の明け」とされる。2月に春になるわけだけど、印象的に2月が1番寒い。あくまで暦の上で、ということだ。その名が示すように1年のうちでとりわけ寒い時期なので、体調管理には気を付けたい。

いや、どうやらそんな悠長なことを言ってられないくらい首都圏は緊迫してきた。東京都では5日の新型コロナウイルスの感染者が1278人、全国でも4670人となっている。私が住む首都圏に該当する埼玉県も369人の新規感染者があり、過去最多ということらしい。東京、埼玉、神奈川、千葉の知事は緊急事態宣言を要請し、菅首相が検討すると応じた。近日中に緊急事態宣言が発令され、1ヶ月程度の期間という報道がされている。具体的にどうなるのか、正確な情報を待ちたい。

現状は緊急事態宣言の発令が秒読みな段階なので新型コロナウイルスの感染がいつ収束するのかはまったく見通せない。変異種が拡大するイギリスでは日本よりも厳しいロックダウン、都市閉鎖が実施されるようだ。れいわ新選組代表の山本太郎氏は相変わらずオリンピックの中止を訴えているけど、私も賛同する。今後も別種の感染症が世界的に広がることはグローバル社会においてはありえるし、テロの標的にもなり、さらには利権にまみれ、開催国にメリットがあるのかも疑問だ。そのようなわけでオリンピック自体に反対なのだけど、開催時期までに菅首相が言い切ったように、新型コロナウイルスに打ち勝っているとは到底思えない。人の往来で日本だけでなく世界的な感染の拡大を招くようなことになれば我々への信頼は揺らぐ。何よりも大事なことは感染を抑えることだ。

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