▽前に木工的なことをしていたのだけど、すっかりご無沙汰になってしまっていた。やろうとする気持ちが起きなければ、心のこもった物は作れないので仕方ない。まあ、今更やる気が起きたところでブランクがあるので上手くいくとは思えないけれど、ふいにやる気になったので木を削ってみることにした。
素材は1センチ角、長さ20センチのヒノキがストックしてあるので、それをナイフで削っていく。ナイフは小学校の時に使用していたような簡便なもの。ちゃんと研いでおけば安物でも問題はない。比べたことはありませんが。
素材的に作れるものは限られてくる。箸はあまり面白くないのでマドラー。世の中はプラスチックからの脱却が図られているけれど、使い捨てたりプラスチック製品はまだまだ多いので、使い捨てない木のマドラーを提案してみたい。
といっても、売れるほどの品質かというと、微妙。それにマドラーに需要があるのかも分からない。他に何か作れないのかと思案して、これまた需要があるか分からないけれど耳かきを試してみた。が、簡単だと思いきやちゃんと引っかき部分を作らないといけないらしく苦戦。しかも細かい作業というのも私にはハードルが高いらしい。
ヒノキの木材はケーヨーデイツーで買っていたもので、違うルート、例えば雑木林の木を使えないかとも思ったのだけど、製材するには結構な手間と費用がかかる。では畑や庭に生えている木の枝ではどうだろう。剪定してゴミになることも多いので有効活用にもつながる。
真っ直ぐな枝はあまりないのだけど、それが唯一無二の個性になって悪くない。けれど、すべての木が加工に向くとは限らないし、状態によっても仕上がりが左右してくる。方向性は間違っていないはずなので、模索していきたい。ちなみにマドラーの名前は真っ直ぐではなくウネウネしているので「ウネマドラー」。