空点描、雑記

2021年7月13日火曜日

COVID-19

t f B! P L

▽COVID-19の感染が拡大して、東京都で4回目の緊急事態宣言が出されることになった。12日からその期間に入っているわけだけど、どうも緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の生活の制限になれてきてしまっているらしい。東京駅の朝の人手は先週と比べてわずか1%の減少だった。もはや誤差に感じる。ちゃんと対策をしてきている人は緊急事態宣言のタイミングで生活を切り替える必要はそうないだろうし、いい加減自粛生活に嫌気が差して好き勝手振る舞う人もいるかもしれない。

東京都内の店舗や会社は緊急事態宣言に合わせて営業を変えている。20時での閉店、酒類の19時までの提供、提供をやめるなどの対応、酒で売上が左右する居酒屋では休業する店舗も多い。大炎上を招いた西村大臣の発言も謝罪撤回してもなお尾を引いている。協力に応じない店に対して金融機関に働きかけてもらうという発言はインパクトが大きかった。さらに西村大臣は酒の販売業者にも取り引きをやめるように求めている。総務省の放送免許と同じように、酒の販売には国税局が免許を出すので業者に対する影響は大きく、圧力と捉えられてもおかしくない。酒の販売業者は酒を売ることで経営が成り立っているわけで、それをやめろというのはひどい話だ。ただでさえ飲食店の酒の提供自粛で売上が落ちている中では、西村大臣の発言に反発し、怒りを覚えるのは当然の反応だ。飲食店だけでなく、関係する業者にもちゃんと補償をしなさいという話。

政府のなりふり構わない圧力は、COVID-19の感染拡大を抑えるための並々ならぬ決意のように見えなくもないけれど、やはりただ傲慢なだけだろう。もしくは迷走。安倍首相のころから何も変わっていない。衆議院選挙が年内に行われるけれど、自民党が大きく議席を減らすことはありえる。東京都議選では第一党にはなっても、公明党と過半数を得るには至っていないので負けたと言っていいのかもしれない。次の衆議院選挙で自民党は政権を失うのか。あまり起こりそうもないことだけど、緊張感を政治にもたらすために、野党の皆さんには奮起してもらいたいものです。まあ、私はアナーキストですけど。

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