板倉聖宣「ジャガイモの花と実」を読む

2021年8月3日火曜日

読書感想文 野菜

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▽ジャガイモの育て方を皆さんは知ってますか?このブログを見てくれている人は自分で野菜を作っている人も多いだろうし、畑でのことは日々書いているので今さら聞くのは野暮かもしれない。通常の野菜とは違い種を蒔くのではなく、ホームセンターなどで種芋を買ってきて植えるのがベターだ。私の場合は何度も書いているけど、種芋は買わずに収穫したものを適当に埋めておいて、時期が来ると芽が出てジャガイモが出来ている。本来はウイルスに弱いので、ちゃんと管理され作られた種芋がいいらしい。これは販売店や種苗メーカーのフェイク情報なんじゃないかと思うけど、確実に収穫したいならやはり種芋を買うのがいいと思う。私は適当だし、大量生産大量消費な商品は避けたいので自分でできることはしていきたい。

毎年作っているジャガイモなので、常に気になる存在なのだけど、図書館に行くと「ジャガイモの花と実」という本が入口付近の目立つ場所に置かれていた。前述のようにジャガイモは種芋から作られるので、花と実が注目されることは少ない。児童向けに書かれている本なのだけど、面白そうなので読んでみた。


本でも書かれているけど、ジャガイモの花は実を大きくするには摘まんでしまったほうがいい。私の場合はずぼらなのでほったらかしにしている。美しい花ではないけど、殺風景な畑には十分な彩りだ。


花ができるということは実が出来る可能性がある。気にして見てみると、少ないけど実が出来ていた。本では実を探すのに大変苦労していたようだけど、あるところにはあるらしい。そういえば、昔真っ赤になった実をこの畑で見たことがある。それ以来かもしれないというのはやはり貴重なのだろう。実がトマトのようだけど、ジャガイモもトマトもナス科なので似ているのは当然だ。ジャガイモの実を食べて美味しいかは分からない。

ところで、ジャガイモの品種改良はどうやって行うのか。種芋から作ると、種芋の性質を受け継いだ芋がクローンのように出来るので、品質向上は望めない。そこで重要なのがこの実、種だ。他の野菜と同じように、この実を熟させて種を採ってそれを蒔くと、様々な性質を持つジャガイモが育つ。これを選別し、かけ合わせたりすることで、現在のジャガイモが誕生した。

野菜はスーパーに並んでいるものと思っている子供が増えている昨今、こういう本をきっかえに興味関心が育まれると素晴らしいですね。

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