▽昨日も少し書いたけど、菅首相が自民党の総裁選に出馬しないことを表明した。COVID-19の感染対策に専念したいということだけど、途中で投げ出した、無責任など様々な批判がされている。毎日書きだしている大手新聞社の社説でも当然のように大きく扱っていた。政府寄りと言われる読売新聞と産経新聞はオリンピック、デジタル庁、携帯電話料金の値下げ、外交など評価できる部分は評価しつつ、やはりCOVID-19対策の失敗を指摘している。他の新聞社は元々政権には厳しい態度なので、独善と楽観が招いた末路、国民の信失った末に、国民と向き合わぬ末に、などとタイトルだけでも容赦がない。
菅首相は本当に批判されるような政権運営をしていたのだろうか。COVID-19の対応はきっと誰が首相を務めていても完璧には出来なかったはずだ。世界各国のリーダーを見ても一長一短ある。なにせ未知のウイルスであるし、法律も設備も人材もシステムも揃っていない。次の衆議院選挙で自民党が下野し、立憲民主党など野党勢力が政権をとる未来というのも不安だ。政権運営の経験が乏しい勢力が自民党より優れていると判断できる要素は少ない。立憲民主党の枝野代表は菅首相の総裁選不出馬に怒り心頭で、政権運営に自信満々のようだけど、国民はどのような選択をするのか。
まあ、私もその国民の一人なわけだけど、非常に重要な選挙だとは思う。自民党を選ぶのか、立憲民主党など野党を選ぶのか、政党の支持率が現在どのようになっているか分からないけれど、政権交代が起きる可能性はある。私個人としては支持政党はなく、むしろアナーキスト的に一度政治や国自体をぶっ壊したほうがいいという危険な思考を持っているので、積極的に政治にコミットすることはないのだけど、現実的には自民党は今一度下野して襟を正したほうがいいと思うので野党を支持したい。