▽相変わらず気持ちの良い晴れな１日は訪れず、日中少し雨が降った。夕方前に雨は止み、雲間から青空が見えたので、綺麗な夕陽が撮れるかと思ってカメラを持って出かけた。いつもなら荒幡富士か所沢高校の横なのだけど、最近バイクのエンジンをかけていないので、少し走らせることにする。向かった先は多摩湖。歩くと結構かかるけど、バイクだと１０分くらいと近い。久しぶりなバイクはエンジンのかかりがすこぶる悪かった。
多摩湖の周辺は狭山公園として、自然散策をするにも気持ちのいい場所なのだけど、日没が近いので一直線で堤防に登ってスタンバイ。いつも撮っている近所の荒幡富士や鳩峯公園と植生は一緒なのだろうけど、ここは結構な広さがあって起伏もあって池もある。次回はゆっくりと散策したい。
肝心の夕陽はというと少し雲が多く、空一面が鮮やかに色づくことはなかった。それでも、雲間から覗く陽の光をぼんやり眺めている時間は悪くない。写真を撮ることもスタンス的には大事ではあるのだけど、日々訪れる空の機微をちゃんと楽しめる人間でありたいと思う。朝陽や夕陽、雲、月、身近にある自然などを楽しめるなら、現代的な派手な娯楽はいらない。日本人というのはそれが出来ていたのに、完全に手放してしまったのだろうか。
