▽前から記事になっていたので続編が製作されているのは知っていたけれど、12月17日から日本で公開されるようだ。その作品は「マトリックス レザレクションズ」。いわずもがなマトリックス3作品の世界を引き継ぐ新章なのだけど、その内容は謎に包まれている。
情報が小出しにされていてキャストは発表されている。主人公であるネオを演じるキアヌ・リーブス、そのネオと愛を育んだトリニティーを演じるキャリー=アン・モス。この二人がいなければマトリックスではない。いや、モーフィアスも非常に重要なキーパーソンだ。当然劇中で登場するのだけど、ローレンス・フィッシュバーンではなく違う俳優が演じる。これには違和感を感じるのだけど何らかの制作側の意図があるのだろう。新モーフィアス役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世は随分と若い。いや、ちょっと待てよ。マトリックスの第一作目が公開されたのは1999年でリローデッドとレボリューションズは2003年だ。20年近く経っているのだから出演者も当然年をとっている。キアヌ・リーブスは57歳、キャリー=アン・モスは54歳。マトリックスの直接の続編であるならこの歳月をどう埋めるのか。そもそもネオとトリニティはレボリューションズで続編に登場できるような最後を迎えていない。
マトリックス レザレクションズの予告編が公開されていた。確かに年をとったネオにトリニティ、若返ったモーフィアスが登場している。この予告編では詳細なストーリーを把握できないけれど、気になるセリフがあった。
「長い年月の果てに始まりに戻ったのさ」
謎は深まる。タイトルにあるマトリックス レザレクションズのレザレクションの意味は「復活」だ。レボリューションズから数百年を経た世界で、かつてのマトリックス世界が復活し、ネオやトリニティも何らかの方法で復活したのか、もしくは別人格か。気になりすぎる。テンションが上っている理由は、今はテレビも映画も見ない生活なのだけど、映画は山ほど見てきていて、その中で一番衝撃を受けたのがマトリックスなのです。