ペットボトルと服、環境の話

2021年12月8日水曜日

飲み物 環境

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▽環境系の気になる記事がいくつかストックしてあったのでピックアップしたい。

サントリーホールディングスはこのほど、植物由来原料を100%使用したペットボトルの開発に成功した。同社は既に2013年から「サントリー天然水」のペットボトル原料の30%に対しサトウキビから廃棄される糖蜜を使用しているが、残り70%を植物由来の原料からつくること

ペットボトルというのは石油から作られる、当然環境に負担がかかるので削減が求められている。サントリーは飲料メーカー大手として大きな影響力を持つ企業で、既にペットボトルの原料に30%の植物性由来の原料を使用しているそうなので環境意識は高い。この割合を100%にすべく開発を進めていて、今回「木のチップ」を使用した原料の開発に成功したそう。サトウキビなどの畑で作られる植物ではなく、木から作られることが大きな特徴。例えばバイオ燃料としてガソリンなどに使われるバイオマスエタノールはサトウキビやトウモロコシから作られる。これは既に問題になっているのだけど、既存の農家が食料用からバイオ燃料用の作物に切り替えれば価格の高騰を招くし、栽培のために森林が切り開かれるかもしれない。これがプラスチックの原料としての需要が急増すれば世界は大混乱だ。なので木のチップならそのリスクは分散させることができる。ただ、そのために森林が切り開かれるならやはり問題なので、そのあたりはチェックしていかなければいけない。

買い物をする時、どんなことを考えていますか?買い物は投票と同じ。「#考える消費」で推したいブランドや商品、企業の取り組みなどを教えてください!

サントリーの企業努力は尊重するけれど、そもそもペットボトルを極力扱わない世界のほうが健全だ。この記事のように消費者が考えながら買い物することも求められている。最近は紙パックのミネラルウォーターが開発販売されてきているので、ペットボトル以外の商品を選択することも1つのアクションだ。さらに一歩踏み込んでマイボトルに自宅で飲み物を入れて出かければ、ペットボトルや紙パック商品を買う必要はない。そうなるとサントリーのような飲料メーカーは企業として成り立たなくなってしまうけれど、そこはより進んだアイデアで利益を出せばいいだけの話だ。

ファーストリテイリングが目指す「新しい服のビジネスモデル」ファーストリテイリングは、あらゆる人の生活を豊かにする「究極の普段着」というLifeWearの考え方を進化させ、品質やデザイン、価格だけでなく、...

飲み物は究極的には水道水だけでも生きていけるのだけど、服は家でも出かけるにも必要だ。下着や靴下はどうにもならないけれど、なるべく古着を買うようにしている。新品の服を買うなら店舗やブランドがどのような企業かを考えてみることは大事だ。ユニクロで知られるファーストリテイリングが持続可能なビジネスモデルへ取り組みを進めている。方針が発表されたのは最近のことなので、個人的にはファストファッションであることや、ウイグルへの関与が曖昧だったのであまりいいイメージを持っていない。二酸化炭素の排出を抑える、リサイクル素材に切り替える、廃棄物も減らし人権問題にも取り組む。ファーストリテイリングは日本国内にとどまらない世界的な企業に成長した。こうした方針は他の企業に与える影響も大きいので、今後の取り組みに注目したい。

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