続続続続、原子力発電を考える

2022年1月19日水曜日

エネルギー 環境 原子力発電

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▽原子力発電についてグダグダと書いてきましたが、おそらくこれで最後です。原子力発電所の再稼働を認めず、すべて停止させ、新設もさせないとなると代わりの発電が必要になる。東日本大震災で原子力発電所がすべて停止したにも関わらず大停電は起きなかった。なので原子力発電がなくてもまったく問題はない。なんてことは言えるはずはなく、石油や石炭、天然ガスを使用した火力発電で二酸化炭素を排出しまくっていては環境にとって最悪だ。しかも資源のない日本はすべて輸入に頼ることになる。化石資源は価格の値動きは激しいし、輸送にかかるエネルギーも莫大。資源が紛争の原因にもなっているし、使い続ければいずれはなくなる。人類の将来を鑑みても、出来る限り再生可能エネルギーでやっていくしかない。

問題なのは再生可能エネルギーだけで日本はやっていけるのかということだ。我々が可能だという道筋をつけることができれば世界は大きく変わっていく。とはいえ、今すぐ火力も原発もやめてしまえば経済活動はほぼストップする。世界を見渡しても再生可能エネルギーだけですべての電力をまかなえている国は限りなく少ない。既に存在しているのかは確認不足だけど、安定的に風が吹いて風力発電が活用できる国くらいだろうか。ドイツは脱原子力発電を目指しているけど、EUは原子力発電や天然ガスをやめるつもりはなさそうだ。

前にも書いたけど、経済力を手放して発電できる量の電力に合わせる形での社会、生活は成り立つ。上野千鶴子さん的に言えば「平等に貧乏になろう」ということだけど、物質的な豊かさを知った我々には受け入れがたい。私としては普段の生活はこのブログで書いているように、なるべく環境に負担がかからないように気を使ってはいるけど、それ以上のシンプルな暮らしが必要になってくる。私だけがライフスタイルを変えても意味がないので、足並みを揃えて暮らしをいい方向に変えていきたい。それがこうしてブログを書いている理由ではある。あまり人類の未来に希望を抱いてはいないのだけど、再生可能エネルギーだけで成り立つ社会は不可能ではないと思う。

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