雑木林でヤマザクラを愛でる

2022年4月1日金曜日

堀兼・上赤坂の森

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▽桜が開花して多くの人が楽しんでいるようだ。町中で見かける桜、公園に咲く桜は確かに華やかで美しい。この時期にしか見られないというのもどこか儚げで、余計に見ておかなければという気持ちにさせる。木々を愛でる心持ちというのはとても大事だ。けれど、桜というのは一年中そこにあって、夏には緑の葉をまとい、秋には紅葉し、冬の枝ぶりもそれはそれで見ていて飽きない。というわけで、桜の花以外も楽しみましょう。


そんなことを毎年書いている気がする。こうして書きつつ桜の開花に胸を躍らせ、いそいそと写真を撮るのもいつものこと。今年は違う。雑木林のヤマザクラしかカメラで撮らないことにした。まあ、あれば撮るくらいの心持ちですが、ここの雑木林のヤマザクラはかなり大きく育っていて、持っていったレンズは超広角だったので、まったく思い通りに撮れなかった。散るまでに納得のいく1枚は撮れるのだろうか。


この日訪れたのは狭山市の堀兼・上赤坂公園と狭山市の堀兼・上赤坂の森。



公園のほうはサッカーのグラウンドと、ぐるりと一周する遊歩道があり、駅からはかなり遠いにも関わらず平日でも多くの人が訪れている。不思議なことに隣接する堀兼・上赤坂の森のほうにはほとんど人がいない。


堀兼・上赤坂の森は平地林に遊歩道も設けられているので公園と同じように散策ができる。ルートはいくつもあり、生えている樹種も豊富だ。今の時期は上を眺めているとヤマザクラが花をつけている。ソメイヨシノのような派手さはないけれど、まだ冬の雰囲気を残す雑木林においては紅一点という感じで華やかだ。狭山丘陵の雑木林でもヤマザクラは点々とあるので探してみてほしい。


竹林というのは意外とどこにでもあるものらしい。竹以外の木を切ってしまったらいい景色になりそうだ。

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