▽桜が開花して多くの人が楽しんでいるようだ。町中で見かける桜、公園に咲く桜は確かに華やかで美しい。この時期にしか見られないというのもどこか儚げで、余計に見ておかなければという気持ちにさせる。木々を愛でる心持ちというのはとても大事だ。けれど、桜というのは一年中そこにあって、夏には緑の葉をまとい、秋には紅葉し、冬の枝ぶりもそれはそれで見ていて飽きない。というわけで、桜の花以外も楽しみましょう。
そんなことを毎年書いている気がする。こうして書きつつ桜の開花に胸を躍らせ、いそいそと写真を撮るのもいつものこと。今年は違う。雑木林のヤマザクラしかカメラで撮らないことにした。まあ、あれば撮るくらいの心持ちですが、ここの雑木林のヤマザクラはかなり大きく育っていて、持っていったレンズは超広角だったので、まったく思い通りに撮れなかった。散るまでに納得のいく1枚は撮れるのだろうか。
この日訪れたのは狭山市の堀兼・上赤坂公園と狭山市の堀兼・上赤坂の森。
公園のほうはサッカーのグラウンドと、ぐるりと一周する遊歩道があり、駅からはかなり遠いにも関わらず平日でも多くの人が訪れている。不思議なことに隣接する堀兼・上赤坂の森のほうにはほとんど人がいない。