狭山公園を歩く

2022年5月25日水曜日

狭山公園

t f B! P L

▽近場の自然の撮影日。大体週に1日は撮るようにしています。写真家を名乗る人間ならもっと撮りなさいという声が聞こえてきますが、私の耳には残念ながら届きません。やる気がないということではなく、撮らないことはとても大事です。写真を撮ろうとカメラを携えて歩きまわることで見えてくる景色は間違いなくあるのですが、見えなくなるものも残念ながらあります。手ぶらで歩くときとは明らかに感覚が違いますし、音を録ろうとしても、動画を撮ろうとしても、バードウォッチングでもまるで違うでしょう。沢山の自然へのチャンネルを持っているほうがより深く知り、感じることができると思いませんか?まあ、まったく勘違いの可能性もありますが、撮らない時間も大切にしたいです。


この日訪れたのは多摩湖を囲むような形の都立狭山公園。大東京が管理する都市公園というイメージだと園芸種が中心のワイルドな感じの林はないのではないかと思うかもしれません。確かに多摩湖は観光地的な要素がありますし、2枚目の写真のように広場もあります。


けれど元々は里山だったと思われ、メインの通路を外れると、狭山丘陵で見られる樹種の雑木林が広がっています。ただ、里山としての利用はされていないので、大木があちらこちらにあったり、鬱蒼としていたりもします。公園としてもっと整備しろという声もあるでしょう。自然というのはなるようになるものなので、放っておくのも一つの手かとも思います。


公園としては珍しく、草地があえて用意されています。生物多様性の話を先日書きましたが、元々あった環境を保全することで在来の虫たちは元気に生きることができます。外来種は訪れた子どもたちに見つけてもらうという取り組みをしていると本で読みました。みんなで作る豊かな公園。素晴らしいです。たっちゃん池もかいぼりをしたり、様々な工夫で外来種を駆除しています。


ここを登ると多摩湖の堤体の上に出ます。こうして眺めてみると奥は雑木林ですが手前は都市公園という感じですね。


ここからの夕陽が好きなのですが、日が延びてきてリズムが合わず来られてません。


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