選挙の争点に関する雑記

2022年7月20日水曜日

電力

t f B! P L

▽また書いてしまいますが、先日参議院議員選挙がありました。私の関心ごとの順位としては選挙、政治はあまり高くはありません。やはり前から折に触れ書いている自然環境や、普段から携わっている農業界隈のことが気になります。とはいえ、自然や農業のことも政治とは切り離すことができません。何のアクションもしなければ誰かの都合のいい社会が出来上がってしまいます。今は誰かにとっての都合のいい社会なのでしょう。より良い社会、流行り言葉でいう持続可能な社会を作り上げるなら、現状に合わせて変えていく必要があります。

環境問題というのは選挙の争点になりえます。今回の参議院議員選挙では残念ながらあまり語られることはありませんでした。そもそも何が争点だったのでしょう。現在の社会状況を鑑みて経済対策であったり、ロシアのウクライナ侵攻による外交や安全保障だったと思います。他には憲法改正、教育無償化、消費税減税を強く意識した政党もありました。仕方のないことですが、私の関心事とはずれていますので若干萎えてしまいます。

とはいえ、景気を考えてみても環境問題というのは密接に関わってきますし、例えば再生可能エネルギーを大胆に普及させようとしたり、新たな技術が普及することで日本の経済の活発化を期待できます。東京都の太陽光パネルの設置義務化というのも賛否両論ありますが、これを日本のメーカーが積極的に売り込んでシェアをとり、価格的に優位に立てれば世界でのシェアを奪うことも可能でしょう。それに太陽光パネルの大量廃棄問題もリサイクル技術で克服することができれば、環境にも経済的にもプラスになります。

記録的な早さの梅雨明け、連日の猛暑日で電力需給は逼迫しました。再生可能エネルギーでは不安視されていて、多くの人に望まれているのは原子力発電の再稼働です。確かに、稼働時には二酸化炭素を排出しませんし、莫大なエネルギーを創出するので電力需給には貢献するでしょう。けれど、ひとたび事故を起こせば甚大な被害が人にも環境にも出てしまいます。福島第一原発事故を巡る訴訟で東京電力の旧経営陣に13兆円もの支払いが命じられました。国や電力会社に責任を押し付けておけばいいのでしょうか。よくよく考え、議論していかなければいけないと思います。選挙の争点になっておかしくない問題でした。

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