武蔵野点描、狭山の田んぼから堀兼・上赤坂の平地林を撮る

2021年2月3日水曜日

狭山 自然 田んぼ 武蔵野

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▽気分的に写真を撮りたい気分だったので、スーパーカブに乗って出かけた。天気晴れ、過ごしやすい気温、撮影日和。家を出たときには雲ひとつない空だったのだけど、出来れば雲が適度にあったほうがいい。夕陽を撮る時もそうだけど、雲があるほうがダイナミックに写る。良い写真とは何なのか、というとなかなか難しいことで、私が10年ほど撮り続けている武蔵野写真にしてみるとダイナミックな雲、夕陽や朝陽、劇的な瞬間というのは必要としていない。ただただ、同じ場所で撮り続けることに価値を見出している。とはいえ、さすがにマンネリ化するので、アクセントとしてダイナミックな雲を求めてしまう。今年は雪の写真を撮りたいけど、その機会はないかもしれない。そういえば今日から春だ。


本日の目的地は狭山市の入間川、奥富地区の田んぼ。いつもとは違うルートを通ったら、随分と町並みが変わっていた。所沢も結構広いので、何年か経てばまったく違う景色になっていることもある。畑や茶畑があったはずの場所に真新しい道路が出来ていた。

撮影はさっさと終えて、自分の畑に向かう途中にケーヨーデイツーでお買い物。そろそろ春の野菜の準備をしなくてはいけない。落ち葉堆肥は潤沢にないので鶏糞でカバー。違う手段もあるのだろうけど、化成肥料ではないので良しとしている。ちなみに15キロで162円。素晴らしく安い。


鶏糞をスーパーカブに無理くり積み込んで畑に運ぶ。前日に雨が降ったので、生育状況をチェックだけして、近所の雑木林の写真を撮ることにした。堀兼・上赤坂公園にスーパーカブを停めて堀兼・上赤坂の森を散策。公園は綺麗に整備された散策路があって人も多いのだけど、武蔵野の平地林の面影を色濃く残した堀兼・上赤坂の森は人が少ない、というか誰もいない。私にはよく分からない心理である。


堀兼・上赤坂公園と堀兼・上赤坂の森を囲むように広大な雑木林が広がっている。市有地やトラスト地はその中のごく一部で、片側2車線の道路が突っ切り、資材置き場などが点在して虫食い状態。少し離れた平地林は産業廃棄物処理施設が立ち並んでいて、かなり残念な状態になってしまった。雑木林の中をダンプカーが砂煙を上げて走る光景は気持ちの良いものではない。自然が失われるのは過去形ではなく、堀兼・上赤坂の森の隣が更地になっていた。お金配りおじさんこと前澤友作さんなど、お金を持っている人が自然保護に熱心になってくれればいいんですけどね。私にお金があれば雑木林を買いまくります。

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