空点描、鉄道も再生可能エネルギーの時代?

2021年4月5日月曜日

エネルギー

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▽いつものようにスマートニュースで何かブログのネタになる記事はないかと眺めていると、太陽光発電だけで電車運行、という記事が目に留まった。なるほど、海外は進んでいるなと思い、ドイツか北欧あたりの話だろうと憶測する。が、記事を読んでみると日本の話らしい。しかも私が住んでいる所沢を走る西武線ということで驚きだ。NHKも記事にしている。

”西武山口線 太陽光発電の電気だけで運行へ 鉄道業界も脱炭素”

西武鉄道が環境対策に熱心というイメージはあまりないのだけど、こういう取り組みは歓迎したい。ただし、西武線のすべての路線を太陽光発電だけで賄うということではなく、西武山口線だけというのは少し残念なポイントだ。

西武山口線というのは所沢市の西武球場前駅と、最近駅名を西武遊園地駅から変更した多摩湖駅までを結ぶ路線。その距離はなんと「2.8キロ」。間にはこれまた最近駅名を遊園地西駅から改名した西武園ゆうえんち駅しかない。取り組みは良いと思うけど、まだまだスケールの小さな一步だ。それでも年間で300トンの二酸化炭素を削減できるということだけど、鉄道の運営に多くの電力が使われていることが分かる。

西武鉄道は太陽光発電での運行をどこまで広げていくつもりがあるのだろう。将来的には再生可能エネルギーだけにします、なんてことを表明すれば拍手喝采なのだけど、電車というだけに電力の消費量は半端ない。現状では再生可能エネルギーはまだまだ割合が低いし、火力も原子力も使い続けるとされている。小さな一步とはいえ、こうした動きが世の中を変えていくと信じたい。

”再エネ100%による世田谷線の運行について”

NHKの記事内でも書かれているけど、東急電鉄の世田谷線が西武線に先駆けて再生可能エネルギーでの運行に切り替えているそう。

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