武蔵野点描、核のゴミ最終処分地選定に思う

2021年4月6日火曜日

原子力発電 武蔵野

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▽産経新聞の社説が原子力発電にまつわる社説を書いていたので取り上げたい。

”核のごみ対話活動 地域発展の将来像を語れ”

私は原子力発電は人間が制御できるものとは思っていない。絶対安全に運用できれば反対する理由はあまりないのだけど、何かあった時には取り返しがつかない被害が出てしまう。再稼働の条件として、十分な避難計画がある事が完璧ではないことを示している。

誰かが東京湾に原子力発電所を作るのがいいと書いていたけど、確かに津波の心配は少ないし、地震の影響も少ないのではなかろうか。それはいいとして、原子力での発電には高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のゴミが発生する。当然危険なものなので最終処分地として受け入れようとする自治体は少ない。それでも北海道寿都町と神恵内村が文献調査を受け入れ、交流センターが開設されたようだ。

ガラスで固め、鋼鉄容器に封入するなどした約4万本の高レベル放射性廃棄物を、地下300メートル以深の地下に埋設

この地層処分が同地で実施出来るのかを調査していき、その次の段階に進む時は周辺住民の許可、理解は必須だ。そのための交流センターでは安全性が示されていくんだろうけど、どんな内容なのか非常に気になる。産経新聞は原子力発電推進派なので

芽吹いた理解の若葉を国民全体で大切に育みたい

と社説を締めくくっているけど、多くの人は自分の住む地域に危険な核のゴミの最終処分地になることは望んでいないだろう。北海道知事に拒否できる権限はないようだけど、鈴木知事は激しく反発している。発電所の安全性に疑念があるけど、原子炉の廃炉、使用済み燃料の処理も頭を悩ます問題だ。どうしたってみんなが幸せにはならない原子力発電からはやっぱり手を引いたほうがいいと思う。

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