空点描、ネット上の誹謗中傷を考える

2021年4月10日土曜日

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▽気になった社説とコラムをピックアップ。

”ネット上の中傷 人権守るための知恵を”

4月9日の東京新聞社説。インターネットには様々な言葉が溢れている。素晴らしい言葉もあるのだけど、誰かを傷付けるような言葉も多い。広く報道されたプロレスラーの木村花さんの自死。リアリティ番組に出演していた彼女の振る舞いに対して多くの誹謗中傷がSNSで集まってしまった。書き込んだ人達が木村さんを本当にこの世から消そうとしていたとは思いたくはないけど、どんな結論が待っているか考えなかったのだろうか。私もなるべく穏やかにいたいとは思うけど、聖人君子ではないので腹が立つこともある。

”「CO2自滅」で中国に敗れる愚”

同じ日の産経新聞正論。相変わらずの温暖化否定論者の言説を産経新聞は取り上げている。今回の正論ではっきりしたけど、気候変動、温暖化対策をするということは経済規模を縮小させることになってしまう。それは中国を利することになるので、この論者と産経新聞の思惑は一致する。産経新聞が地球環境を考えていないとは思わないけれど、中国が嫌いで日本の経済を重要視しているから、温暖化否定論者を排除しない。原子力発電も危険なことは重々承知の上で、経済を考えると推進する立場になるしかないのだろう。

私は何より自然環境を大事に考えているので、産経新聞にも温暖化否定論者にも文句が言いたくなる。ブログの更新をお知らせするくらいだけど、フェイスブックとツイッターのアカウントを持っているので、なにか良からぬことをつぶやきたくなるけどそんなことはしない。このブログに考えを書いたり、写真で表現するのが私に出来ることのすべてだ。罵詈雑言を吐いたとしても人を傷付けるだけで何も解決はしない。

罰則を厳しくし、情報開示をスムーズにすればインターネット上の罵詈雑言はなくなるのか。思いやりを持とう、などという単純な言葉しか出てこないのは情けないことである。

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