武蔵野写真撮影記、多摩川をゆく

2021年11月26日金曜日

多摩川 武蔵野

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▽武蔵野写真というシリーズとして10年と少し撮り続けているのだけど、少しばかり遠ざかっている場所がある。多摩川は福生、あきる野あたりを定期的に撮っているのだけど、ご存知のように多摩川はとても長い。広げて考えれば東京湾に注ぐ直前までが武蔵野だとも言える。それならば東京の都心まで出向いて撮らなければいけないのだけど、かつての武蔵野の面影はない。いや、細かに確認したわけではないのだけど、自分の中で武蔵野の基本的な風景として「見渡す限りの野」としているので、それに近い畑や田んぼ、空き地、川を対象にしている。なら、やはり東京湾近くまで撮ってもいいのだけど、単純に遠い。面倒くさがりと言えばそうなのだけど、原野っぽく荒々しさが残っているのが登戸あたりまでな気がしている。まあ、確かめてませんが。もし、登戸より下流に撮影すべきポイントがあれば教えていただければと思います。


とは考えてはいるのだけど、自宅からだと登戸でさえ遠いのでおざなりになってしまっている。ふいに旅に出ようと思い、目的地を真鶴に定めた。本来なら新宿まで出て小田急線で小田原に行くのがスムーズなのだけど、多摩川経由ルートもある。ええ、ついでに撮ろうという作戦です。


自宅から西武線に乗り、秋津で武蔵野線に乗り換えて府中本町、南武線に乗り換えて矢野口で下車。西武線だけで済ませたい私には億劫な道程である。矢野口から多摩川に出て登戸方面に向かって歩きながら撮影。駅としては矢野口、稲田堤、中野島、登戸なので結構な距離なのだけど、遊歩道が整備され対岸まで広々とした風景は飽きない。武蔵野的風景なのかは判然としないけれど、広々としていることが重要なのだ。


ただ、気付いた人もいるかもしれないけれど、撮影地としては川崎になる。はい、武蔵野ではありません。けれど、こうして多摩川を挟んで武蔵野を望む風景なのでいいのかなと自分を納得させている。来年はちゃんと撮りにこよう。

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