愛機「PX-5V」のインク販売終了の衝撃

2021年11月25日木曜日

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▽メールボックスを開くと衝撃的な一通が届いていた。

【重要】ご利用のエプソン製品の「純正インク販売終了」に伴う事前のご案内

私はPX-5Vというエプソンのプリンターを使用しているのだけど、なんとインクの販売が終了してしまうらしい。いつかそんな日がくるかと思っていたけど、結構早い時期にやってきてしまった。とはいっても、このプリンターが発売されてからもう10年も経ち、販売はとっくに終わってしまっている。
こちらは次世代機で最新のSC-PX1Vでお値段は9万円ほど。とても高いですね。インクを共通にすればいいと素直に思ってしまうけど、インクの性能も上がっているのだろう。いや、どちらでも使えるようにしたらいいじゃないか。本体の買い替えを促されているようにしか思えない。インクが手に入らなければ、プリンターを買い換えるしかないのだ。完全に足元を見られているが、そんな商売をしていればいつかは見限られてしまいますよ。キャノンのプリンターも素晴らしいし、ブラザーやHPだって劣っているわけではない。それに互換インクというのもあるので、需要はそちらに流れていくはず。

ただ、PX-5Vも最新の機種も他のプリンターには使用できない専用のインクが用意されていて、だからこそクオリティの高いプリントができる。互換インクをよしとするユーザーが多いかは分からない。最新機種の専用インクIC10CL97の値段を調べてみると、全色パックで2万円超え。他のプリンター1台買えますね。よくプリンターは本体を安く抑えて、高いインクを多く売って儲けるビジネスモデルだと言われる。ハイクオリティなプリントを求めると、本体もインクも高い。個展や作品として販売するとなると、当然といえば当然なのだけど、頭の痛い問題ではある。

さて、まだインクのストックは確保できるとはいえ、今後プリンターはどうすればいいのか。結論をいうと、プリンターはいらない。個展などで大きなサイズのプリントが必要ならば外注するし、簡単なプリントが必要ならコンビニエンスストアに駆け込む。和紙など特殊なプリントがしたいときには困るけど、顔料でA4サイズのプリントができる機種があれば事足りる。L版サイズもインターネットなら5円から注文できるので自宅でプリントするより遥かに安い。クオリティや自分で作業できるかは大事なところだけど、まあ、問題はそうないはず。そもそもプリントする必要があるのかという現代的な風潮もあったりする。写真業界の未来は明るいのだろうか。

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