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2022年1月15日土曜日

ようやく届いたベルセルク41巻をむさぼり読む


▽楽天ブックスで注文していたベルセルクの最新巻がようやく届いた。自宅に届くまで10日ほどかかり、現在も楽天ブックスやAmazonで注文できない状態なので人気なのだろう。多くのファンがいる作品であるし、作者の三浦建太郎さんが亡くなってしまったので注目度は今までに増して高い。そう、この41巻がベルセルクにおける最終巻なのだ。完結に至ることができなかったことは、三浦さん自身は残念でならなかったと思う。我々ファンは最新巻を常に待ち望んでいたけれど、三浦さんはまさに生命を削るようにして41巻まで書き続けてきた。最大限のお疲れ様とありがとうの気持ちを伝えたいです。


ようやく届いたベルセルク41巻。少し読むことに躊躇してしまった。本当にこれで終わりになってしまう。終わりにしたくない。20年以上ベルセルクを読み続けた日々が、終わりを告げてしまうのだ。悲しすぎる。一晩くらい神棚に奉ろうかと思うも、続きが気になるので無駄な妄想はやめて読み進めた。本来なら41巻の後に何冊くらい刊行されていたのだろうか。物語は確実に終幕に向かっている。大きな戦闘、さらなる喪失、思いも寄らない展開、結末、大団円。三浦さんが何を思い描いていたかは想像するしかない。

巻末のヤングアニマル編集部からのメッセージには作品の今後のことは未定と書かれていた。もしかしたら続くのか?期待してしまう。同時に「三浦先生だったらどう思うか」とも書かれている。しっかり完結させてくれと思うか。それとも私が心血を注いだ作品なのだから触れないでくれと思うか。私はベルセルクや短編を読んだくらいで三浦さんのことは直接知らないので何も言うことはできない。ただのファンとしてはやはり結末が気になるけれど、41巻は謎が多くこれからの展開が非常に気になる終わり方をしている。なぜこんな面白い所で完結なんだと思う自分がいると同時に、ここで終わるのも悪くない。とりあえず41巻をもう一度読み込もう。いや、1巻から読み直そうか。

ベルセルクは永遠に色褪せません。改めまして三浦建太郎さん、長い間楽しませていただきありがとうございました。ベルセルクは私の人生の一部です。