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2022年2月3日木曜日

椿峰を写真散歩


▽銀行でお金をおろそうと散歩がてら椿峰のATMまで歩いた。駅から遠く、周辺にお店もない場所にポツンとみずほ銀行のATMがある。不思議に思っていたのだけど、椿峰は団地や宅地が集まるニュータウンなので需要はあるのだろう。開発にみずほ銀行も絡んでいてインフラとして確約していたのかもしれないが、それがないとするとATMの撤退もあるかもしれない。今ではコンビニエンスストアでもお金はおろせるし、キャッシュレスも進み、インターネットバンキングもある。ますますATMの需要はなくなっていく。


一枚目の写真は椿峰手前にある見晴らしのいい茶畑で奥に見えるは西武園。椿峰という地域はどこからどこまでなのだろうとグーグルマップを調べてみると、住所として椿峰という名前は存在していないことを今さら知る。


椿峰という場所は私が物心ついた頃には既に今の町の形をしていた。もっと古くからニュータウンが存在していた気がしていたのだけど、1980年に開発が行われたらしい。


今でもその名残はあるのだけど、開発される前は自然豊かな場所だったそうだ。椿峰から狭山湖寄りの雑魚入樹林地のような雑木林がここまで広がっていたとするとなんとも残念な気持ちになる。


聞くところによると、椿峰は高齢化が進み空き家も増えているらしい。これは椿峰だけではなく、日本各地にある戦後に誕生したニュータウンの多くで同じ問題を抱えている。駅からは遠く、高齢者ばかりで活気のない地域に若者世代はわざわざ住もうとは思わないだろう。人がいなくなり、利益を確保できない店舗の撤退が進めばますます暮らしにくくなる。高齢者が買い物でバスや自動車に乗って移動するのは大変な労苦だ。


所沢駅前や新所沢のパルコ跡地は雑木林にすればいいと思っているのだけど、そんなことが実現されないのは分かっている。ならばいっそのこと駅前はタワーマンションだらけにして、郊外のニュータウンなどから移住を促し、空いた土地は速やかに農地や雑木林に戻していくというのはどうだろう。いわゆるコンパクトシティ。住み慣れた土地を離れるのは寂しいものだけど、故郷とは土地ではなく人との繋がりと考えれば、駅前にみんなで移住すればどうということはない気がする。そんなことを思った椿峰散策。