▽あまり物を買わないようにしているのですが、カメラも随分と長い間使っています。今年の８月に開く個展も、D７０００というニコンのデジタル一眼レフカメラで撮影してきました。１０年以上使っているでしょうか。センサーのゴミが取り切れなかったり、ボタンが硬かったりと多少の不具合はありつつも、撮影するにはほとんど問題がありません。１０年前のカメラといいつつ、個展で大きなサイズにプリントしても十分なクオリティでの展示が可能です。壊れてもいないのに新しいカメラを買ってしまうのはあまり褒められたことではありません。新製品が出たら買い替える、いくつも所有する、そのようなことが環境破壊を招いていると考えます。
そうは思いつつも、新しいカメラが欲しくなってきました。メインのカメラはレンズも含めて自分が満足するクオリティがありますので、買い替えしようとは思っていません。ただ、一眼レフカメラは持ち歩くには少し大げさです。サブカメラとしてオリンパスのマイクロフォーサーズ機があるのですが、これも１０年ほど使っているので不具合が多いです。これなら買い替えてもポリシーを捻じ曲げることにはならないでしょう。そんなわけで、インターネットで少しカメラを検索しているのですが、購入には至っていません。よくよく考えると、マイクロフォーサーズのサブカメラを使わなくなっているのですが、その理由はスマートフォンが優秀だからです。５年ほど前のソニーのスマートフォンで最新機種とは程遠いのですが、これが優秀でしてその辺のデジタルカメラに劣りません。そうなるとカメラを買う理由もなくなるわけで、物欲のはけ口はなくなってしまいました。
物を無闇矢鱈に買わないことを美徳にしてはいますが、もう少しゆるめてもいいかなと思う２０２３年の正月。特にやることはありません。