▽私はタバコが嫌いで、販売禁止にすればいいとさえ思っている急進派だ。なんでここまで嫌いなのかはあまり考えてこなかったけど、いくつか思い当たることがある。まず、私は10代の頃から10年ほど毎日1箱くらい吸っていた。タバコはどこか格好いいイメージを持っていたのは今思うと恥ずかしいことです。今だったら年齢確認とか自動販売機でタスポがいるので未成年は気軽には買えない。10代からタバコを吸うとニコチンの依存症になりやすいと言われているので、私の世代は喫煙者が多いのではなかろうか。というわけで、なぜ気軽に買えたんだという逆恨み的な感情がタバコに対してある。
もう一つはタバコのポイ捨てだろうか。以前、所沢駅周辺でゴミ拾い活動をしていたのだけど、とにかくタバコの吸い殻が多かった。道端に、雑木林に、排水溝に、川にもあらゆる場所に吸い殻が転がっている。タバコのフィルターはプラスチックなので、海に辿り着いたら海洋汚染に繋がってしまう。ゴミを拾う人には負担だし、景観にも環境にも悪いと考えると、私のようなタバコ廃絶論者になってしまうのも納得していただけるかもしれない。
たばこ産業、コロナ禍も精力的なロビー活動 日本、規制評価で最下位
世界的にはタバコは規制されつつある。完全に禁止する国があるのかは分からないけど、今後先進国では出てくるかもしれない。理由は人々の健康を考えてのことだろうか。タバコが身体に悪いというのは誰しもが知っていることだ。喫煙者本人は覚悟の上で吸っているのかもしれないけど、副流煙で周りの人間にも影響を与えてしまう。ニコチンの依存症というのも厄介だ。身体に悪いということは医療費がかかるし、労働力も失われる。
禁止したいのはやまやまなのだろうけど、今すぐ禁止にしてしまうことにも不都合がある。なんだかんだ税収はあるわけでし、タバコ農家やタバコ関連企業、販売店と禁止の影響は甚大だ。その意識が強すぎるのか日本は規制がゆるすぎるらしい。記事によると監視機関が評価した57カ国中で最下位というのだからよっぽどだ。もう少し本腰をいれて国民の健康を考えて欲しいものです。あとポイ捨て。