空点描、寒波到来から電力を考える

2021年1月17日日曜日

環境 電力

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▽埼玉に住んでいるとあまり感じないのだけど、全国的に寒波の影響を受けているようだ。当然暖房に電力が使われるので、電気事業連合会が節電を呼びかける事態になってきている。寒波が来ているような状態で、電力供給が途絶えるようなことが起これば命の危険にさらされてしまう。

懸念するのは、このような状況になったことを受けて、再生可能エネルギーの普及が遅れることだ。代わりに世界的に廃止傾向にある火力発電や原子力発電の導入が進むとなっては困る。先だってガソリン車の将来的な販売禁止も表明されたので、電力需要が減ることはおそらくない。

「電力需給の逼迫 政府の節電要請が必要だ」

産経新聞の社説ではやはり原発の再稼働が不可欠と書いている。確かに雪のような天気が続けば太陽光発電では電力をカバーできない。だからといってLNGや石炭、石油など化石資源に頼っていていいのか。日本だけが安定的に化石資源を輸入出来るわけではなく、需要が増えれば当然のように価格は上がっていく。日本が経済的にも豊かではなくなっていくとすれば他の手段を考えなくてはいけないし、何より環境に悪い。当然原子力発電は事故を起こせば甚大な被害が出るのだから選択肢からは外すべきだ。太陽光を含め、地熱、風力、バイオマス、小水力発電など様々な発電所を整備していくしかないだろう。

1番効果的なのはなるべく電力を使わない生活をすることだ。そうなると昔ながらの生活にヒントがあるかもしれない。火鉢や七輪、井戸端というのは気密性の高い現代住宅では一酸化炭素中毒の危険がある。ちゃんと換気をしながらなら大丈夫な気がするけど、実際の所どうなのだろう。比較的に安全なのは薪ストーブで、日本の文化ではないのかもしれないけど、身近にある木を利用して暖が取れるのは魅力的だ。薪ストーブを普及させるには課題と提案があるのでまた改めて書きたいと思う。

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