宮城県や福島県で最大震度6強、太平洋プレート内部で起きた地震で、2011年3月11日に起きた東日本大震災の余震ということに驚く。来月で10年目を迎えるのにまだ我々に影響を与えてくるとはなかなか罪深い。幸いにして今回は震源が深く、海底に変形がなかったために津波は起こらなかった。東日本大震災のような大きな被害は出ていないけど、各地域で影響が出ている。
東北と関東などで最大90万戸を超える停電。負傷者は東北、関東で150人(14日18時現在)。常磐自動車道では、土砂が崩れ落ちて車線を覆った。他にも断水や、道路、住宅、港など様々な場所で被害があり、新幹線や航空便も遅れや運休が出ている。気になるのは原発で、福島第1原発の使用済み核燃料プールなどから水の一部があふれ出たけれど外部には影響はないそう。
新型コロナウイルスの影響で避難所は対策が必要だったようだ。相馬市の避難所では入り口にアクリル板を設置し、職員がアルコール消毒を促し、検温もする。発熱している人のために別の場所を用意し、避難所内はテントで仕切っていたようだ。もっと多くの避難者がいたらどうなっていたのだろう。悩ましい時代である。まだ余震が続くようなのでどうぞお気をつけ下さい。