林点描、コロナ禍で注目されているのは埼玉?

2021年2月2日火曜日

所沢

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▽私が住んでいるのは埼玉県の所沢市なのだけど、新型コロナウイルスの感染拡大を契機に埼玉県への転入、引っ越してくる人が増えているようだ。埼玉県の転入超過数は2020年全体が2万4271人で3位、新型コロナウイルスの感染拡大が本格化した4~11月では全国で1位だったそう。市町村別ではさいたま市が1万人超えで飛び抜けていて、川口市、上尾市と続く。所沢はどうかというと、令和1年の人口が344,233人で12月現在が344,216人なので少し減っている。

所沢はここ数年、微増微減を繰り返しているので例年通りでテレワークの恩恵は受けていないと言えるかもしれない。いや、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で転入はしてきているけれど、それ以上に出ていく人が多いとも考えられる。所沢駅から離れれば自然も畑もあるけど、隣は東村山なので東京都だし、池袋や新宿にも30分もあれば電車で行けるので既にベッドタウンとして定着済み。もっと東京から離れてもいいか、という心情になるような距離感なのかもしれない。西武線で少し行った飯能はもっと自然が豊かだし、さらに先の秩父も特急に乗れば都心まで2時間もかからないで行けてしまう。

東京から「適度な距離」、埼玉に注目…秩父の業者「空き家ほぼない」

読売新聞の記事では秩父への移住者が増えていると報じている。人口の推移を見てみると2000年以降は5年毎に3000人ほど減り続けている状況だったのだけど、平成30年4月で61,493人、現在は61,159と下げ止まっていて、詳細なデータが見つけられなかったのだけど、新型コロナウイルスの影響は大きいのかもしれない。とはいえ、1月は前月と比べて84人減少しているのでバブル的な移住が増えているわけではなさそう。

所沢はあえてオススメしないけど、埼玉県には魅力的な地域が沢山ある。私が個人的に移住したい町は飯能の吾野か東秩父村。吾野は山間地なので農業は難しいのかもしれないけど自然がとても豊かだ。活気はなくなっているとはいえ宿場町だったのでその名残もある。東秩父村は隣が有機栽培で有名な小川町だし、和紙が特産であったり、のんびりとした農村的風景がとても強く記憶に残っている。

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