▽雑誌やウェブなどで地域をテーマに発信するTURNSが、オンラインツアーを開催するというので参加してみた。TURNSのターンというのはUターン、折返しのターン、あなたの番というターン、なんていう意味があるらしい。都会にはない豊かな暮らしが地方にはある。都会が中心ではなく地方こそが日本の原動力だ、なんて個人的には思う。
今回スポットが当たったのは私が住む所沢からほど近い飯能市。個人的には武蔵野の写真を撮りに行く入間市の茶畑、その北側の加治丘陵が飯能市にもまたがっているので身近に感じる。それに以前は参加者を募って毎月のように飯能駅から近い天覧山、多峯主山や吾野周辺を散策していた。何度か訪ねる中で、吾野に住みたいと漠然と思っている。
今回のオンラインツアーは飯能市のPRや飯能住まいという制度の紹介を職員の方が話されたり、実際に移住した人の生の声を聞くことができた。しばらく飯能市を訪れていなかったのだけど、天覧山の麓にカフェや物産品が並ぶスポットが出来ていたり、テントサウナ、バーベキューが出来るスポットも続々と誕生しているらしい。
観光としての飯能の魅力は今までも感じていたのだけど、移住者の話では住心地も良さそうだ。家族での移住では庭があって周りに自然があるのは遊びに困らないし、飯能市は子育て支援に熱心に取り組んでいるそう。薪ストーブに農地付きの住宅ということで好きな人にはたまらない環境といえる。コンビニやスーパーも近く、車を少し走らせれば生活で足りないものは揃うし、飯能駅から都内に出るのも簡単だ。現状だと飯能住まいの対象地域は南高麗だけで、駅までは本数の少ないバスしかないらしいのでそのへんは不便かもしれない。とはいえ、この制度は農地付きの住宅の購入支援で、数千万かかるようなので私には縁遠いかなと。空き家バンクもあるそうなので、格安物件を手に入れられるなら何とかなるかもしれない。飯能への興味がますます湧いてくる2時間でした。
こちらは事前にプレゼントで頂いていた飯能市にまつわる品々。西川材の香りの良さが飛び抜けていた。