▽図書館のついでに近所をカメラを持って散策。基本的に林を散策するのは手ぶらなので、気付けば数週間写真を撮っていないこともある。写真を撮りたいがために足を運んでいるわけではないので別に構わないし、写真を撮ろうと意識してしまうと見えなくなるものもあるのでほどほどにしておきたい。ただただ自然の中に身を置くことが大事な気がする。
本日、向かった先は荒幡富士だけど、辿り着くまでもシダの群生地など見どころがあって見逃せない。鳩峯と荒幡富士が林で繋がっていれば散策するにも、動物たちも過ごしやすいだろうといつも思う。所沢の自然は残念ながら細切れだ。所沢は自然が多くて住みやすい町とよく聞くけど、これだけの自然しか残せなかったというのは悲しいことである。
こちらが所沢というか荒幡のランドマーク、荒幡富士。右下に写り込んでいるのが浅間神社で、言わずもがな富士山を信仰しているのでこの富士が作られ、更にその先に遠く富士山を望むような配置になっている。天気のいい日は富士山を直接拝むことができるので、この荒幡富士が本当に必要なのかはよく分からない。
梅雨明け後の紫陽花。仲間たちに置き去りにされたかのように、この紫陽花だけが咲いていた。梅雨は暗く鬱々としているような印象だけど、私の心にはしっくりくるような気がして、この紫陽花のように取り残されたような気がしている。
強すぎる夏の日差しも、林の中に入れば少しは和らぐ。その場で佇んで深呼吸をしたいところだったけど、蚊に刺されまくってそれどころではなかった。夏の一番嫌いなところ。