▽先日、サブカメラとしてオリンパスのE-PM1というミラーレスカメラのエントリーモデルを使用しているということを書いた。これは10年前に発売されたカメラなのだけど、メインで使用しているカメラも同じくらい古い。調べてみるとニコンのD7000は2010年の発売だった。
そんなデジタルカメラとしてはものすごく古い部類に入ってしまうニコンのD7000がメイン機なのだけど、いつもは武蔵野写真用に20ミリの広角レンズをつけっぱなしにしている。ただでさえホコリが混入しているのに、これ以上レンズ交換して増やしたくない。それがレンズ交換しない理由。
そうはいっても、いつも同じレンズでは飽きてしまう。ろくなレンズを持っていないのだけど、ものすごい古い50ミリの単焦点のレンズを引っ張りだして撮ってみた。撮影地は近所の多摩湖、狭山公園。
ここは普段からわりと人気の場所なのだけど、土曜日で紅葉も始まっているので普段より人は多かった。50ミリで開放値が1.4のマニュアルレンズはオートフォーカスに慣れていると非常に扱いづらい。けれど、だからこそ新鮮な気持ちで写真を撮ることができた。
しかも40年かそれ以上前のレンズなので当然クリアには撮れない。けれど、最新のカメラ、レンズで綺麗に撮ることがすべてではなく、むしろそこに疑問さえ湧いてくる。私が真面目に写真を撮り始めた頃はフィルムだったし、あえてクリアには撮っていなかった。今、何をどう撮って、どんな表現をしたいのか。あらためて考えてみようと思う。