▽私の中でプラスチックと食品ロスを減らすことはとても大事な課題だ。自分で畑で野菜を作っているので、捨てるなんてことはしたくない。それに支柱やマルチなどでプラスチック製品はなるべく使わないようにしている。健全な地球環境を保つためだけでなく、食品ロスに関しては世界で飢餓に苦しむ人が何億人といるのにおかしなことだ。それに簡単に捨ててしまえるということは安く買い叩いているということなので、貧困国の児童労働や搾取構造に繋がっているかもしれない。プラスチック、食品ロスを減らす取り組みに疑問を投げかけるツイートがされたようだ。
「脱プラと食品ロスは相性が悪い」-。1月、京都市の若手青果店主のつぶやきが反響を呼びました。ツイートにはしなびてしまった野菜の写真も添付されています。つぶやきは3500回以上リツイートされ、話題となりました。ツイートの意図を店主に聞...
スーパーなどに行くと多くの野菜は一つ一つ丁寧にプラスチックのフィルムで包装されている。私は無駄な包装はなくしたほうがいいと思っているのだけど、食品ロスを考えるとプラスチックのフィルムで包むことで鮮度を長く保つことが出来るのは確かだ。現在の流通システムを考えると、野菜の種類によってはむき出しにしてしまうと多くの廃棄が出てしまう。ツイート主が取り上げたように春菊のような葉物野菜は痛みが早い。逆にジャガイモやサトイモなどはそのままでも問題はないので、棲み分けができればいいのではないか。
イモや根菜類などは現状の流通で取り引きし、痛みの早い葉物などは地域の農家から直接仕入れてすぐに消費する。我々もより近い土地で生産された野菜や、包装のない野菜、形が良くない野菜、多少の傷みは許容する、なんてことを受け入れていけばプラスチックも食品ロスも減らすことができるはず。市場が変わらなくても消費者の選択が変われば市場も変わらざるを得ないので双方の努力が必要だ。
もう一つ、自分で野菜を作ってみることも薦めたい。畑を借りなくてもベランダや庭でプランター栽培もできる。食費の節約につながるかもしれないし、何かあったときの助けになりうる、そして野菜を収穫することで幸せな感覚を得られるはずだ。是非検討してほしい。