ゼレンスキー大統領の演説、北朝鮮のミサイル発射、雑記

2022年3月26日土曜日

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▽ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会で演説を行なった。議員たちはスタンディングオベーションで応え、市民の反応も悪くないというか感動したという声もある。12分間という短い時間で、オンライン形式での演説ではあったが、アメリカでの演説の際に真珠湾攻撃を引き合いに出したことへの反発の声は、かき消すことができたのではないか。私は翻訳を読んだだけではあるが、非常に落ち着いていて、日本が置かれている状況を正確に把握した上での演説は好感を持った。

非戦を掲げる日本がウクライナに出来る支援は限られている。防弾チョッキを送るだけで軍事支援になるのではと騒いでいたくらいだ。武器や弾薬、人道支援だといっても自衛隊の派遣なんて出来るはずがない。それでもロシアへの制裁、ウクライナや周辺国への資金援助、民間独自の寄付や企業の撤退でロシアへダメージを与えている。それについてゼレンスキー大統領は最大限の感謝を述べていたので日本人としては救われる思いがした。まあ、私個人がしたことといえば、楽天ポイントを少額提供しただけで、大した力になっていないので情けないですが。

ウクライナが侵攻されている最中、北朝鮮がミサイル発射実験を行い、日本の排他的経済水域に着弾させてきた。この第三次世界大戦が起きてしまう一歩手前なような状況の中で、どさくさ紛れにミサイル発射をしてくる北朝鮮が理解できない。よくよく考えてみれば、北朝鮮はロシアより手の負えない問題児でならず者国家だった。まさか他国に攻め込むようなことはするはずもないと思っていたロシアがこのような行動を起こすなら、北朝鮮だっていつ何をするか分からない。相次ぐ発射実験で、アメリカにも届く性能のミサイルが開発されていることが、白日の下に晒されつつある。これに核弾頭が搭載できるとするなら非常に恐ろしい状態だ。

ロシアが北海道に攻め込んでくるかもしれない。北朝鮮がミサイルを打ち込んでくるかもしれない。台湾有事があれば日本も無関係ではいられない。読売新聞や産経新聞が社説で書くように敵基地攻撃能力を持ち、抑止力を高めるべきなのか。理性的な議論が必要だ。

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