ほころぶ、大根や農薬のことあれこれ

2021年2月6日土曜日

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▽食べ物関連の記事をブックマークしてあったのでいくつかピックアップ。

「耕作放棄地活用「しっぺいダイコン」 磐田・敷地の乗松さん栽培」

大根といえば誰でも知ってる日本人には馴染み深い野菜だと思う。スーパーに行けばいつでも同じ形の大根が並んでいる。けれど、よくよく考えると不思議な光景だ。大根にも米と同じように沢山の種類があるはずだし、野菜には旬があって常に収穫出来るわけもない。この記事で育てられている大根は巨大だ。こうした変わった大根をあまり見たことはないのは当然で、箱に詰めてトラックで運ぶには効率が悪すぎる。いつしか育てやすく真っ直ぐで色艶のいい青首大根ばかりになってしまった。単一の品種だとウイルスが蔓延すると一気にやられるので、食物にも多様性が必要と言われる。遠くまで運ばず、地域で生産して消費することを優先して、様々な品種を育てたらどうだろう。地域で昔から育てられていた在来種があれば伝統や文化を呼び起こすことにも繋がる。


「輸入小麦粉の怖さ…パンは「国産小麦」表記のものがお薦め」

日本でも当たり前に使われているけど、農薬というのは本当に安全なのだろうか。人間が飲む薬においても良いことばかりではなく副作用が必ずある。薬に頼ることがないように、健康的な生活を送ることが大事だ。同じ理屈なら農作物においても農薬は使わないにこしたことはない。日本における慣行農業というのは農薬を使うことなので無農薬、有機という表示がなければ大体農薬が使われている。しかし、慣行というのは古くからの習わしという意味なのだけど、それなら農薬を使わないことこそ慣行のはずなのにまるっと入れ替わってしまった。適切に使われているとは思うけれど、福岡で基準値を遥かに超える農薬が検出された春菊が出回っていたようなので、国産だからといって油断はできない。日本でも当たり前に販売されているラウンドアップは輸入されてくる小麦粉などに使用されている。たびたびその危険性が指摘されていて、使用禁止になっている国もあるし、各地で訴訟が起こされ続々と敗訴しているようだ。記事では国産の小麦粉を勧めているけど、さて、どうだろうか。


「「最近は中国産野菜のほうが安全」在京中国人の本音」

最後にもう一つ。中国からの輸入品というのは度々問題になってきた。私も潜在的に国産のものを食べたいという意識がある。けれど、記事の中で今は厳しく検査しているので日本に住む中国人コックは中国産のほうが安心だと語っていて、前述の春菊のようなこともあるので分からないでもない。高齢化によって農薬が多く使われているとも書かれているけどどうなのだろう。いずれにしても今までの常識は少し疑ってみたほうがよさそうだ。

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