空点描、3月11日に考える

2021年3月11日木曜日

原子力発電 災害

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▽3月11日といえば、言わずもがな東日本大震災が起きた日だ。今日で10年という月日が経過したわけだけど、経験した多くの人はまだ現役で、すっかり忘れ去られた出来事ではないとは思う。10年という節目などとは考えず、我々はいつ何が起きるか分からない世界に生きていることは忘れたくない。幸いにして私が住む埼玉県の所沢は東日本大震災で大きな被害を受けることはなかった。けれど、大きな台風や長雨がくるかもしれないし、断層も近くを走っているので大地震の可能性はある。どこにいたって永遠に何も起きないということはないはずなので、肝に銘じて生きていきたい。

震災で起きたことと言えば福島第一原発での事故だけれど、未だに避難生活を送る人達がいる(4万人ほど)。福島第一原発も廃炉を終えておらず、完了するのに30年から40年というロードマップが示されている。一生懸命作業しているのだろうけど、のんきなものだ。一旦事故が起きれば途方も無い影響が出るというのに、原発をやめようという空気にはなっていない。さすがに新規で建設するようなことはないけど、一斉に止めたものを何とかして再稼働させようとしている。二酸化炭素を出さない、安定的な電力を確保するためなのだろうけど、事故が起きたときに失うものは計り知れない。10年を節目とするなら、これからの日本のグランドデザインを設計し直してもいいのではなかろうか。

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