武蔵野点描、狭山の田んぼを撮る

2021年6月24日木曜日

狭山 田んぼ 武蔵野

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▽昔は武蔵野の写真を撮りに月に何度か行っていた。写真のような田んぼや畑、茶畑、川などなのだけど、定点観測する場所が定まり、2度ほど埼玉県立近代美術館で個展をしてからは、撮影の頻度は落ちている。個展をするにしても、このままだと同じような写真を毎回展示するだけになってしまうので変化が欲しい。撮影自体は10年以上になるので、マンネリというか10年が一区切りのような気がしている。頭で考えるよりは気持ちに正直でありたいので、撮りたくなくなればそれで終わりだ。幸いまだその気持ちは消えていない。


というわけで、畑作業の前に狭山市の田んぼを撮影してきた。所沢からも畑からも近いのでついでな感じが強い。武蔵野写真シリーズとしては10年を過ぎているけど、この場所はいつからだろう。1枚目の写真は定点観測しているのだけど、大きな変化はこれまでなかった。どうも田んぼではなく畑が増えているような気はしている。イオンを正面にして左に目を向けたのが2枚目の写真。田んぼは広がっているのは同じだけど、正面に見える大きな建物は撮り始めたころには存在してなかった。10年、20年と経てばこの田んぼの風景も変わっていくのだろうか。


上の2枚が入間川という地域で、3枚目は奥富という地域。ここはほとんど変化がないけど、すぐ右手を東京狭山線が走り、狭山環状有料道路が7月に無料化され、正面は国道16号と地域的にとても利便性が上がっているので、今後も同じ風景であり続けるかは分からない。今ある姿を記録していくのがこの武蔵野写真シリーズの役割だと思っています。

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