お茶のコマーシャルに見るペットボトルの違和感

2021年10月10日日曜日

プラスチック 飲み物 地球温暖化

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▽ツイッターを眺めていると、フォローしている方がサントリーが販売している伊右衛門についてつぶやいていた。どうやらテレビコマーシャルに違和感を感じているらしい。当然といえば当然なのだけど、ツイッターで繋がっている方は私と趣味嗜好が近く、今回は環境にまつわる引っかかりなようだ。といっても、私はテレビを一切見ないので、伊右衛門は知っているし飲んだこともあるのだけど、コマーシャルは見たことがない。


当然あるだろうとユーチューブを探すと難なく発見。なるほど、好感の持てる爽やかなコマーシャルではある。けれど、違和感があるとすればやはりペットボトルの山だ。レジ袋は有料化され、プラスチックのスプーンやフォーク、マドラーなども無料配布が禁止されようとしているのは、プラスチックを少しでも削減しようという試みで、ペットボトルも例外ではない。今の所はペットボトル容器に規制はないけれど、今後は槍玉に上がるはずだ。確かに軽くて丈夫、安価に生産できる便利な素材で身近な素材ではある。このコマーシャルで見て分かるように、整然と積み上げられている伊右衛門のペットボトルの演出に迷いはない。飲料メーカーであっても、プラスチック削減の取り組みをしていないわけではなく、ラベルレスにしたり、薄くしたり、ペットボトルをリサイクルしてペットボトルとして再生する試みも広がってきてはいる。けれど、ペットボトル容器をやめて紙容器に切り替えるというのは大手メーカーでは聞かない。私が知っている範囲だと、無印良品がペットボトルからアルミ缶へ切り替え、ユーグレナもペットボトルを全廃すると発表した。規模的に難しいかもしれないけれど、大手飲料メーカーでもやってやれないことはないと思う。それに政府がどれだけ本腰を入れるかは分からないけれど、ペットボトルへの規制も今後は考えられる。自動車業界でも見て取れるけど、世界的に電気自動車へ切り替えようとしている時に、ハイブリットや水素にこだわり続ければ大きく遅れをとりかねない。これはIT業界でも同じことが起こって世界的なシェアはアップルやマイクロソフト、グーグルが握っている。再生可能エネルギー分野でも同じ構図だろう。いち早く大手メーカーが強いリーダーシップでペットボトルから環境に優しい素材に切り替えれば、世界を引っ張っていける企業にだってなれるはずだ。なので是非ともペットボトルが当たり前の存在とは考えず、違和感を覚える人も増えだしていることを真剣に受け止めて欲しい。

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