所沢市はゼロカーボンシティを達成できるのか

2021年12月6日月曜日

環境 所沢

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▽12月5日の日曜日に新所沢公民館を会場に行われた「ストップ!気候危機 どうする?所沢のゼロカーボン」に参加してきた。

ストップ!気候危機 どうする?所沢のゼロカーボン 昨年10月、日本政府は2050年までにカーボン・ニュートラルの実現を目指すと宣言し、11月には所沢市⾧が「ゼロカーボンシティ」を表明しました。 これまでのエコタウン構想は市役所中心の施策でしたが、真のエコタウンにするためには、市と市議会、事業者・市民が協同してこの大目標に立ち向かうべきと考えます。 地球生態系と調和したサステナブルな経済社会を目指し、加速する気候変動がもたらす危機をくい止めるため、所沢市民による、所沢市民のための、所沢市民の「ゼロカーボンシティ」について、世代や立場を超えたスピーチ&パネルディスカッションを開催します。

多分このブログでも触れたと思うけど、所沢市は今年の始めに飯能、狭山、入間、日高とともに2050年までに二酸化炭素排出を実質ゼロにする、いわゆる「ゼロカーボンシティ」を目指すと宣言した。日本全体としての目標も2030年に-46%、2050年にやはり排出ゼロなので、所沢市だけが取り組む目標ではない。国、自治体、企業、市民が一体とならなければ到底達成できない目標だ。現状では新たな技術革新がなければ達成はかなり厳しいと思われる。いや、レジ袋の有料化が市民の環境意識を高めるのが目的であったように、二酸化炭素の排出を抑える気運をさらに高めるという意味合いが強いのかもしれない。

とはいえ、実際問題としてどのようにゼロカーボンを達成するのか考え、取り組んでいく必要がある。先日開催されていたCOP26でも気温上昇を2℃から1.5℃に抑えようという目標の下方修正で合意された。これによってますます2050年にゼロカーボンを達成することは重要なことになってきている。それを市民レベルで考えようというのが今回新所沢で行われた「ストップ!気候危機 どうする?所沢のゼロカーボン」だ。

内容としては世代、立場の異なる6人のスピーチ、ディスカッション、質疑応答が行われた。所沢市の担当職員がパネラーとして参加していたので、具体的な施策が聞けたのは非常に有意義だったと感じる。会場には発言こそしないものの所沢市長もいたので、行政と市民が意見を交わす場は重要視されているのだろう。市長の方針もあって所沢市の環境への意識は高いと思うけど、市民がついてこなければ意味がない。参加者としても様々な立場からのスピーチを聞けたことは有意義だった。

これは課題だと思うのだけど、会場を訪れていた参加者、主催側の年齢層はお世辞にも若いとは言えなかった。先日行われた選挙もそうだけど、若者に政治や社会課題に積極的に参加してもらわなければ世の中は良い方向に進まない。カーボンゼロを目指すにあたっても若者や、私のような中年も積極的に関わっていくことは非常に大事だ。そのためには会場で何度も言われていたけど、「きっかけ」を作っていかなければいけない。これは既に動いている人たちのアクションに期待しつつ、市民レベルであっても日常的な会話として環境問題を取り上げることはできる。私もこうしてブログに書いたり写真にしたりはしているけれど、まだまだやれることはあるはずだ。またこのようなイベントがあれば参加したい。

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