▽ウェブを眺めていると、所沢市内の中華料理屋の閉店情報が目に留まった。その店舗は所沢ラーメンブログで昨年の12月に取り上げたばかりなのでにわかには信じがたい。食べログやグーグルでは閉店になっていても実際は営業している中華料理屋もある。愉快犯なのか勘違いしているのか分からないけれど迷惑な話だ。
現地に行って確かめてみないと真偽が分からないので、張り紙でもまだしてあるだろうと足を運んでみると、見つからない。通り過ぎてしまったかなと戻ってみると、どうやら建物自体なくなってしまったようだ。所沢駅の南側の線路をくぐるアンダーパスが計画されているので、そのための立ち退きだったのだろう。この日も踏切を渡るのに何本も電車を見送らないといけないくらいだったので、市民には待ち望まれている開発ではある。
所沢駅周辺まちづくり基本構想より |
アンダーパスができると西口、東口の回遊性があがり、西口再開発で誕生する大型商業施設にも弾みがつくのでしょう。
この先にアンダーパスができる。周辺は絶賛工事中。
こちらのだだっ広い場所に大規模なショッピングモールが出来るとのこと。この地区だけでなく所沢駅周辺は各所で再開発が行われており、活気づいているのは事実かもしれない。けれど、大八のように古くから営業してきた店がなくなり、見慣れた風景も様変わりしていく。それは時代の流れの中で多くの市民が望み、より快適な生活をするために必要なことなのだろう。だとしても、武蔵野の原風景を想起させるような畑や田んぼ、川、雑木林を撮り続けている人間として、常に新しく近代的になることだけか全てではないと言っておきたい。
駅前に雑木林を!そんな主張をしてきたけど、ロンドンやニューヨークなどを見ても都市の中に自然の多くある公園があるのはおかしなことではない。むしろ必要だという認識がされている。もやもやしつつ、いつもの夕陽スポットで沈みゆく太陽を眺め帰路についた。