▽インスタグラムは早い段階からアカウントを作って利用してきたのだけど、ある日ログイン出来なくなってしまい、そもそも有意義な活用方法を見いだせていなかったので、アカウントだけ作り直して放置していた。SNSはツイッターしか利用しておらず、それでは寂しい気がするので最近は少し投稿をしている。といっても、通常のSNSの利用方法ではないかもしれない。スマートフォンではなくカメラでちゃんと撮影したものを言葉も添えずにただただ投稿している。インスタグラムは元々写真SNSという触れ込みで始まったので、間違った使い方ではない気はする。まあ、それならスマートフォンで撮影した写真のほうが良いのかもしれない。わざわざパソコンに取り込んで、スマートフォンにダウンロードして投稿しているのだから手間がかかっている。私の場合はグーグルフォトを介してやり取りをしていて、あらためて感じることがあった。グーグルフォトにはフィルムで撮っていた時代の写真がいくつかストックしてある。それをチェックしながらインスタグラムに投稿していると、フィルムの表現性の豊かさに気づく。手持ちのデジタルカメラでは撮れる気がしない。
良い写真かどうかは分からないけど、個展に使用した写真なので思い入れがある。かれこれ10年と少し前の話。木々の写真は直接的だけど、海の写真は今のシリーズとかけ離れているようで、実は根底にある思いは一緒だったりする。またフィルムカメラで撮りたくなってきた。古くなっても壊れるまで使い切るというマイルールにも、もはや時代遅れなフィルムを使うことは意味を持ってくる。