野菜作りを考える

2022年11月21日月曜日

t f B! P L

▽日々このブログの記事にしているように、数年前から野菜を作り、今年から新しい畑を追加で借りてヘチマを作っています。世の中の多くの人にも野菜を栽培することをオススメしたいのですが、どういった方法で栽培するのかも重要です。慣行農法というと当たり前に行われている多数派の農法ということで、農薬や化成肥料を使用しての栽培は農家だけでなく家庭菜園においても一般的ではないでしょうか。けれど、当たり前のことですが農薬や化成肥料を使用するのは最近の話で、人類はそんなものは必要とせずともここまで繁栄してきました。オーガニック、有機農法という言葉は広く認知されてきてはいますが、まだまだ少数派です。他にも自然農、自然農法、自然栽培など様々な農法があり、オーガニックからより制限をかけた栽培方法も実践されています。

私の栽培方法が何に当たるのかはよく分かりません。特に専門的に学んだこともないですし、完全に採用したくなるほどの農法もなく、ただただ良いと思うやり方で野菜を作ってきました。自然農というのが一番近いように思いますが、鶏糞や落ち葉などの堆肥は少しは入れていいと思ってます。畑で育てた作物を食べてその残渣はどこにいくのでしょう。やはり畑に還すのが自然ですし、排泄物も本来は戻すのが当然ではないでしょうか。独自に排泄物を堆肥にするのは大変なことではあります。静かな土地に移り住んで、バイオトイレなど籾殻と排泄物を混ぜて堆肥にするというのは憧れではありますが、所沢に住み、狭山市の畑となると簡単なことではありません。昨今の世界的な混乱であらゆるものが値上がりし、輸入に頼ることのリスクが可視化されてきたので、排泄物を有効活用しようという動きは少しはあるようなので期待したいところです。

自然栽培はどうかというと、耕さずに肥料も少し入れるのでまた違うでしょう。もっとこだわっていることを言えば、プラスチック製品はなるべく使わないようにしています。マルチはその辺の草ですし、支柱は竹、紐は麻、寒冷紗や防虫ネットも使いません。当然ガソリンや電気で動く機械もないですし、最近は小さな鋸鎌一つで畝まで立ててしまいます。いろいろなものを参考にしつつ、なにかにとらわれずに自分のやり方を探すのがいいのではないでしょうか。


そんなことを考えつつ、ロビン・オサリバンのオーガニックを読んでいて、オーガニックを正しく理解していなかったことに気付きました。今までの理解では農薬と化成肥料を使用しない農法がオーガニック、有機農法だと思っており、多くの人も同じような捉え方をしているかもしれません。「自然との調和」ということがオーガニックの理念だとするなら、オーガニックでありたいと思います。どこかストイックなイメージのある自然農とも近しい考え方ではないでしょうか。改めて、自然と対立せず、調和を崩さないような野菜づくりをしていこうと心に誓いました。

ブログ アーカイブ

このブログを検索

QooQ