▽昨日のブログで原子力発電について書いた。私は原子力発電に反対なのかというと、安全なら利用すればいいと思っている。一般庶民が運転できる自動車だって大惨事を巻き起こす可能性はあるし、自転車であっても人間が完璧に制御できているとは言えない。原子力発電は一度事故を起こせば甚大な被害を生んでしまう。自転車すら満足に扱えない人類が核兵器も伴わせて、莫大なエネルギーを制御できるとは思えない。
昨日も書いたけど、産経新聞や読売新聞は原子力発電を推奨しているし、アメリカの核の傘にいることを望んでいる。それなら原子力発電所の近くに本社を移転し、社員ともども生活してみればいい。政府もなくすつもりはないのなら原子力発電所の近くに首都移転したらどうか。もしくは国会議事堂の真横に作って安全性をアピールすれば国民も少しは納得する。大都市圏に暮らす我々も、発電を他所の地域に依存していることを意識しなくてはいけない。だったら再生可能エネルギーだけでシンプルに暮らしませんか、というのが私の考え方だ。
”辺野古の工事 県民の心踏みにじるな”
もう一つ押し付けていることと言えば米軍基地で、普天間飛行場の移設が予定されている辺野古沿岸部の埋め立てにノーを突きつけた県民投票から2月24日で2年が経った。投票率52%で、埋め立て反対が71%と圧倒的な民意があるにも関わらず、相変わらず政府は埋め立てを進めている。
私としては埋め立ては環境破壊が甚だしいので今すぐ中止すべきだと思うし、何より地元の人が望んでいないなら工事を進めるべきではない。政府が未だにやめないという理屈は分からないのだけど、アメリカであっても大統領が変わればガラリと国の方針は変わる。それはある部分ではどうかと思うけど、その時々の民意で大統領が選ばれるわけだから認めざるを得ない。辺野古への移設も沖縄の人たちの考えを尊重すべきた。
本土に暮らす我々も他人事ではない。原子力発電所と同じように沖縄に米軍基地を押し付けている。米軍施設の70%が沖縄に集中しているというのは異常だ。私は体験していないけど、所沢にも米軍基地があって激しい返還運動があったと聞く。まだ一部残っているけど、それで沖縄に基地を押し付けてしまったのなら責任を感じる。横田基地も返還運動はされているのだから米軍にはお引き取り願って、防衛は自衛隊に頑張ってもらうしかないのではなかろうか。