▽書きたいことも浮かばないので適当につらつらと。いや、あるといえばあるのだけど、一つのテーマとしてブログの記事にするには言葉が足りない。別に雑記や畑日誌とか中身の薄い記事も多いのだから気にしなくてもいいのでしょうね。とはいえ、ある程度の文字数にならない記事は書かないというのがブロガーとしての矜持だ。そもそも私はブロガーなのだろうか。まあ、毎日毎日更新しているんだからブロガーと思われる。ここのところ個展も開いていないのだから写真家の肩書は怪しい。
気になることと言えば、新型コロナウイルスのことは当然として、オリンピックはこのまま開催するのか、ミャンマーでのクーデター、イスラエルとパレスチナの衝突、入管難民法の改正議論、愛知県知事のリコール運動、ウイグル族への弾圧があるのか、など山ほどある。そしてまだベルセルクショックから抜け出せず、密かに作者の三浦さんは結末まで書き残していないかと願ってしまう。20年以上続巻を心待ちに生活してきましたからね。
ベルセルクからの本つながりということで、図書館から借りてきた一冊は芸術家の横尾忠則さんの作品集「GENKYO横尾忠則1 A Visual Story 原郷から幻境へ、そして現況は?」。横尾さんの名前は当然知っていたのだけど、どのような作品を制作しているかはあまり知らなかった。パラパラと中身を見た程度なのだけど、私が好きな月岡芳年や丸尾末広にも通じる、極彩色で奇妙でおどろおどろしく、美しさも醜さも含む独特な世界観。ベルセルクともどこか通底するテーマが見えなくもない。今更ながら横尾さんに興味が湧いてきた。
アート繋がりで、こちらの本は前にブログに書いて、読み終わった。結局どうすればアートは自由な表現を守ることができるのかという話なのだけど、これが難しい。声を上げる、連帯する、ゲームチェンジャーのような人物を期待する。という感じで決定的な策はないのだけど、ちゃんとアクションを起こすということが大事なのだろう。それは私のような写真家というのも怪しい人間も他人事ではない。とりあえず個展をしましょうかね。