宝船展2022「くもをたがやす」に参加します

2022年2月17日木曜日

展示

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▽前に少し触れましたが、3月に埼玉県立近代美術館で行われる企画展に参加します。期間は3月16日から20日まで。ただ、COVID-19の感染次第で日程が変わる可能性があるけど、どうやらピークは過ぎたようなので大丈夫でしょう。日程の変更があれば速やかにお知らせします。

何を展示するのかというと、これも前に書きましたが空の写真。この企画展は毎年やっており、宝船展というのが大きなタイトルで、サブタイトルとして今年は「くもをたがやす」ということになっている。特に意識したわけではないのだけど、空と雲は一体的なのでテーマに沿っている展示だと思う。

そもそも宝船展というのは参加者それぞれの実現したい夢のような表現を実現に近づけてみよう、というような趣旨なので、完璧な作品が集まっているわけではない。ちなみに参加者は今回も20組以上を予定。といって未熟な作品ばかりかというとそういうわけではなく、自由に参加できる企画ではありつつクオリティはそこそこ高いものになっている。なので私の作品がしょぼくても、他の作品は見ごたえがあるのでぜひ楽しんでほしい。

前回の宝船展のサブタイトルは「くもをつかむ」だった。ここで夢のような表現を具象化し、今回の「くもをたがやす」でさらに磨きをかける、というような解釈を勝手にしている。前回は数年間かけて雑木林で撮った写真をL版サイズにプリントして数百枚を展示するという内容だった。


前回の展示をたがやすことになっているかは分からないけれど、COVID‑19の感染が拡大していた2年間ほど毎日撮っていた空の写真を720枚を展示する。今回もL版サイズで一枚一枚は小さな写真だけど720枚を並べてみると縦が1.6メートル、横が5メートルほどになるので結構なインパクトが出せると思う。この展示で私は何を表現したいのか。

「くも」は、天と地をつなぎ異なる世界へと誘い、自由に流れただよい、あらわれまた消える永遠の旅人。それは大いなる生命の映し鏡かも知れません。
主催者はこのようなコメントをしている。我々は本来、空や雲だけでなく森林や海と一体となり生活していたはずだ。けれどCOVID‑19という世界的に広がった感染症で右往左往しているのは人間だけで、雲はいつもと変わらず空を漂っている。主催コメントとは真逆になってしまうけど、我々人間は地球にある様々なことと断絶して映し鏡になっていない。このブログでもいつも書いているような思いをこの空の写真の展示に込めたつもりだ。



宝船展2022「くもをたがやす」
2022年3月16日(水)〜20日(日)
10:00~17:30(最終日は15:00まで)

埼玉県立近代美術館 一般展示室1
さいたま市浦和区常盤9ー30-1
https://pref.spec.ed.jp/momas/


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