5月22日は国際生物多様性の日なので考える

2022年5月22日日曜日

生物多様性

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▽ツイッターを眺めていると、日本自然保護協会のツイートで本日5月22日が「国際生物多様性の日」ということを知りました。私としましては薄っぺらな学びしかしておりませんが、生物多様性の大事さは知っているつもりですし、このブログでも生物多様性を守ることの大切さをたびたび書いてきました。そこまで説得力のある言葉で書くことが出来ていないのは重々承知で情けない話ではあります。ブログの記事で誰かの心に刺さるような文章を書けるのは稀でしょうし、生物多様性の喪失や保全の重要性を共有するのは並大抵のことではありません。多くの人が同様に訴えていますし、生物多様性条約には国連加盟国の多くが参画しているのにも関わらず世界的な取り組みはまだまだ不十分です。生物多様性の日を設け、呼びかけることは非常に重要なアクションでしょう。


生物多様性がなぜ重要なのかを一言で説明するのは難しいです。例えば、人間が暮らしていくのに、家畜と穀物と野菜だけが地球に存在していればいいと思いますか?多くの人がなんとなくでもそれでは無理だと思うのではないでしょうか。我々が食べる野菜を育てるのに昆虫の働きは不可欠です。蜂がいなくなって大騒ぎすることがありますが、植物たちの受粉を助けるのが蜂なので、いなくなってしまっては困ります。蜂は花の蜜を餌にして生きているわけではありません。幼虫は意外にも肉食で様々な虫を肉団子にして食べます。ということは蜂の餌になる昆虫もいなくては困りますし、またその昆虫の餌も必要です。それは小さな小さな虫かもしれませんし、植物かもしれません。この食べつ食べられつの環境が生物多様性の豊かさとして考えると、何かの影響で一つの種がいなくなるだけで生態系が大きく崩れてしまう可能性があります。私が畑で除草剤や殺虫剤を使わない理由の一つで、なるべく多くの動植物が暮らせる環境のほうが人間にもプラスになるのではないでしょうか。

自然保護協会のツイートでは生物多様性のための22のアクションが示されています。私の場合はこうしてブログに書くことがワンアクションになるので、国際生物多様性の日を見逃さなくて良かったと思っています。我々人類は長い年月をかけて蓄積した資源を短期間で食いつぶし、森を切り開いて、海を埋め立て、生物の住処を奪い、数え切れないほどの動植物を絶滅に追い込み、あげく温暖化や気候変動という地球環境の悪化まで引き起こしました。生活の中で何ができるのか、考えていきたいです。

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