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2022年1月26日水曜日

ボディキャップレンズで鳩峯公園を写真散歩


▽私はメインカメラがニコンのD7000、気軽に持ち歩く用にオリンパスのE-PM1を使っている。どちらも10年近く前のカメラだし、高性能なモデルではない。今なら中古で探せば数千円から買えるはずだ。写真表現をしている人間なら最新機種で高性能なカメラやレンズを使いなさい、そんな上から目線のアドバイスが聞こえてきそうだ。けれど、そんなアドバイスはクズなアドバイス、略してクズバイスである。写真というのは美しく綺麗で高精細である必要はまったくない。

フィルム時代から現在のデジタルカメラが当たり前になったけれど、写真表現の世界は進化しているのだろうか。それは絵画でも映画でも音楽でも何でも同じだ。むしろ技術の進化に引っ張られて創造的な表現の勢いが失われている気すらする。まあ、私が高尚な表現が出来ているわけでもないし、立場でもないのでやれることやるだけだ。ただ、古いカメラやレンズを手放さずに使い続けることは、大量生産大量消費、そして大量廃棄時代にはとても大事なことで、一つの重要なメッセージになる。それに近所の林を散策することも趣味としては地味だけど環境には負担をかけない。何気ない写真でもこうした思いを込めて伝えるのも私にとっては大事な表現活動だ。最近古いレンズを引っ張り出して撮っていると、その思いが強くなり確固たるものになりつつある。今回はオリンパスのE-PM1にボディキャップレンズの装備で近所を散策してきた。オールドレンズではないけど、チープなレンズでも楽しんで写真を撮ることはできます。