雑記

2023年3月6日月曜日

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▽休みの日。相変わらず綺麗な朝焼けに出会うと写真を撮ってしまいます。本日のすることは図書館に行くくらいです。特に疲れているわけではないですがのんびりしましょう。


こちら借りていた本。興味深く最後まで読めました。よく人はなぜ罪を犯してしまうかを考えます。世間的にも何か事件があれば必死でその原因を調べますが、理由があることばかりではありません。衝動的に何かをしてしまうことは誰にでも起こりうることではないでしょうか。それが誰かを傷つけることになってしまっては大変なので、己を律して生きている人が大半だと思います。

少年や少女なら遊び半分で後先考えずに行動してしまうことは多いかもしれません。江戸時代なら火遊びで家を燃やしてしまうなんてことがあれば子供でも容赦なく断罪されたという話を聞きました。現代においては未成年は未熟であるがゆえに大人とは別の裁き方、更生させることが優先されるので、一足飛びに死刑なんてことはそうそうありません。ただし、凶悪な犯罪を犯せば少年少女でも死刑になるケースはあります。

死刑の是非というのも問われるべきですし、やはりなぜそのような犯罪を犯したのかは背景を探らねばなりません。この本でデータが示されていますが、未成年による殺人事件は1960年代、70年代に比べると劇的に少なくなりました。日本は豊かな国になりましたし、教育水準も上がっているのが要因なのでしょうが、幸せな国になったという実感は私個人にはありません。子供が犯罪に走る背景というのは今も昔も相変わらず家庭環境にあったります。物価高で給料水準も低く、教育にもお金がかかるということで、貧困にあえぐ家庭も少なくありません。貧困が一つの犯罪のトリガーだとすると、これから増加傾向にフェーズが変わる可能性もあるのではないでしょうか。

子供と大人の線を引く境界も成人年齢の引き下げで曖昧になりました。イメージ的なものでしかありませんが、大人であっても大人でないような人間が多くなっているような気がします。早く大人になれという社会の要請が、これからの社会にどう寄与していくのか。昨今の少年による炎上動画の多発から何か読み取れるのかと手に取った本ですが、いろいろと考えさせられました。まったくもって書ききれてないというか、まだ頭の中を整理できていないです。


図書館帰りで少し散歩。鳩峯公園はまだ冬の景色ですね。


自分で育てた野菜は美味しい説。ただの温野菜ですが。

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